陳浄宿羊毫長鋒屏筆

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筆管の長さ:23cm
筆鋒の長さ:4.3cm
筆管の太さ:0.9cm
※ 手作りのため、サイズには若干の異同を含み置きください。

■ 使用している羊毫について

15年以上寝かせた、浙江省沿岸地方に産する山羊の毛を精選して使用しています。「筆都」とよばれる浙江省湖州の老名工が、民国時代の筆をモデルに作り上げた精良な純羊毫筆(じゅんようごうひつ)です。
脱脂と漂白過程では自然光による天日干しに時間をかけております。化学薬品による漂白処理を行わず、原毛の素材の良さを生かしています。その筆鋒は耐久性に優れ、また墨に馴染んで墨含みも非常に良い筆に仕上がっています。
筆鋒の表面から中心まで、すべて均質の羊毫で作られています。近年の安価な中鋒筆のように、悪い毛を束ね、表面のみを良い毛で覆ったような筆とは、書き味も耐久性も異なります。
「陳浄宿羊毫長鋒屏筆」の「陳宿純」はすなわち羊毫の品質を表しますが、「陳」と「宿」は年数を経過した毛、「純」は純粋で混じりけの無いことを意味します。「陳浄宿」は全ての優れた羊毫筆に求められる品質であり、筆銘にそのまま用いられることも多かったのです。

■構造上の特徴
中鋒筆ですが、筆鋒がやや長い紡錘形にまとめられています。長鋒であるため、行書や草書、仮名にももちろん適していますが、筆を下す位置によってあらゆる書体に対応します。中ほどまで下して楷書に使用されても、切れ味の良い筆としてお使いいただけます。
筆管材料を精選し、竹製の中鋒筆の筆管としては限界に近い長さをとっており、天然竹の性質から、筆管の頭から筆鋒にかけて、わずかにテーパーがかかっています。筆管の高い位置をもって揮毫する事を好まれる方に好適な筆です。
筆管は厳選した浙江省北部に産する青竹を用い、その断面は丸く歪みがなく端整です。筆管は枯れて手に馴染むと象牙のような透明感をもった色合いを呈し、雅味に富んだ古色を湛えるようになります。筆銘を埋めた顔料も、筆管の色が落ち着くにつれて引き立って行きます。

筆鋒は良い墨で繰り返し用いることで、銀色の光沢をもつようになり、筆の先端は飴色の半透明をに変わります。年数を経るほどに、また使い込む毎に筆の腰にも粘りが加わってゆきます。文房愛蔵の逸品として、末永くお手元でご愛用いただければ幸いです。

販売価格 7,400円(内税)
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