文房四寶 鑑璞斎
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新老坑雲龍小硯2
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■寸法(不定形のため目安としてください)
縦辺:9.5cm
最大幅:6.5cm
厚さ:1cm
■石品・石色:この雲龍硯の地色は、端渓石らしい赤紫色を基礎にやや灰青の気配を呈しておりまず。
また新老坑に多く見られる油延光が、硯頭から墨堂にかけて明瞭に現れています。油延光は磨墨を妨げるものではなく、これが現れる硯材は、洗浄時の墨離れが極めて良い石質です。
硯面硯背には、新老坑の特徴の一つである水線、金線が走り、また明瞭な油延光が現れ、墨堂には微細な青花が趣きを添えています。
■作硯:龍が多くの雲を巻き従えて現われ、明瞭な油延光を巻き上がる雲や雷光みたて、その天然の趣きを引き立てています。雲龍は、中国では古来から降雨をつかさどる龍王として描かれてきています。
この硯では、雲居に現れる龍が、地上にみたてた墨堂に向かって、まさに雨を降らさんという気配を描いております。清水を湛(たた)える硯に似つかわしい意匠といえるでしょう。また地上の皇帝にも譬(たと)えられる高貴な龍は、天意の象徴でもあり、その出現は君子の人徳を寿(ことほ)ぐ瑞兆とされてきました。瑞雲の隙間からわずかに龍の頭と尾をのぞかせているのは、その威厳と奥ゆかしさの現れです。
天然が生み出した石品と、伝統的な端渓の作硯様式とを見事に調和させており、伝統を踏まえた豊かな情趣が硯面に横溢しています。
また雲の刻線は、瑞雲の形象をあらわしており、古端渓の作行きに見られるような、やわらかく優美な線で神龍を取り巻いております。極めて薄く浅い刻線によって上品に彫り上げられ、これは端渓独特の高度な作硯技術の現われと言えるでしょう。浅い刻線は、使い込んで墨と馴染むことで深みを増し、明瞭かつ古雅な味わいを帯びて行くのです。
端溪新老坑硯について
■硯材:現在の市場では見ることがまれな、良質な新老坑の端渓硯です。新老坑は、老坑水巌坑洞に近い場所で、1970年代から80年代にかけて採石されました。戦後になって新たに開鑿された端渓の硯坑の中でも、老坑水巌に次いで良質な硯材という評価があります。現在は坑洞が閉鎖され、あらたな採石は出来ない状況です。採石が中断された影響で、良い材質の硯は市場で年々少なくなってきています。
■性質:新老坑硯の鋒鋩は、老坑水巌に迫る性能を持ち、その性質は非常に稠密かつ堅牢です。磨墨における鋒鋩の性質は老坑水巌に次ぐとされ、坑仔巌や麻子坑の旧坑良材に並ぶ極めて優秀なものです。
密生して強靭な鋒鋩を持ち、和墨から唐墨まで、さまざまな種類の墨を容易に溌墨させることができます。今まで、唐墨が硬くてなかなか墨色を出せない、という方でもこの硯でしたら問題なく溌墨を得られることと思います。多少新しい油煙墨でも、膠によって粘ることなく、光沢豊かで滑らかな墨液を得る事が出来るでしょう。
■使用:良質な墨を磨って用い、仮名や水墨画の小品、写経、絵手紙が尺牘などの小字、さらには王羲之〜唐楷の原寸臨書を書かれる際には丁度良い大きさです。良い墨を使って長年使用することにより、よりいっそう風合いを増してゆくでしょう。
販売価格
58,000円(内税)
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