文房四寶 鑑璞斎
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秘製純松烟墨 黒松使者(こくしょうししゃ)
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直径:10-11mm(楕円柱)
重さ約9g
北宋時代の松烟墨を目指し、鹿角膠を配合し、松烟の製法にもこだわった精良な松烟墨です。磨り口は王朝時代の油烟墨のように固く、表面は俗に「漆衣」といわれる加工を施し、しっとりとした艶があります。これは漆を塗っているわけではなく、墨本来の光沢です。
油烟の使用は明代後期に本格化しますが、それ以前は高級な墨は松烟が用いられていました。しかし、当時の精良な松烟墨は現代の松烟墨とは製法も性格も大きく異なった墨でした。
現代の松烟墨は油烟墨に比べて煤の粒子が大きく、いかに濃い墨を磨ってもあまり黒くはなることはなく、くすんだような色味になってしまいます。 しかしこの「黒松使者」の煤は油烟のような微細な粒子であり、濃墨で用いれば、まさに北宋時代の墨蹟にみられるような深沈とした漆黒を呈します。また淡墨で用いた場合、通常の松烟墨は時に青味を感じさせることがありますが、「黒松使者」はすっきりとしたグレーの諧調に変化し、ごく薄く希釈しても、濃度に応じた墨色を表現してくれます。 北宋時代の松烟墨の製法にのっとり、材料は墨匠自ら精製した松脂烟と鹿角膠を使用し、すべて天然ゆらいの香料、漢方の薬材が使用されています。色味の調整に染料の類、化学薬品は一切使用しておりません。
濃墨で筆書を行いたいが、油烟よりも落ち着いた墨色で表現したい方、蘇軾や米芾といった北宋時代に倣いたい方には最適の墨であると言えるでしょう。また平安時代の日本の貴族は、しばしば大陸から輸入された墨を使用しましたが、上質な輸入墨はやはり松烟墨であったと考えられます。現在の松烟墨は松烟の製法からして古代とはかけ離れてしまっていますが、この「黒松使者」は唐〜宋の高級墨にもっとも近い製法で作られています。淡墨を用いる平安仮名にも非常に適した墨であると言えるでしょう。
尺牘、寫經はもとより、山水画、花鳥四君子などの水墨画まで、王朝時代の士大夫達が楽しんだ奥深い墨色をお楽しみください。
※贋造防止の為、墨本体の写真の掲載は控えさせていただいております。
※箱はついておりません。
※煤が細かく、硬い墨ですので、磨る際にはなるべく鋒鋩の細かい硯をご使用ください。
※手作り製品であり、重量には若干のバラつきがあります。また磨墨による吸湿、季節による乾湿の変化で重量が変動します。
定価
35,000円(内税)
販売価格
35,000円(内税)
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