新老坑荷葉小硯

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新老坑荷葉小硯(しんろうこうかようしょうけん)

縦:96
最大横幅:64
厚さ:9

※天然の不定形をしておりますので、上記サイズは若干の異同を含みおきいただければと思います。 

現在の市場では見ることがまれな、良質な新老坑の端渓硯です。新老坑は、1970年代から80年代にかけて採石されました。戦後になって開坑された端渓の硯坑の中でも、老坑水巌に次いで良質な硯材という評価があります。現在は採石が中断された影響で、良い材質の硯を市場で見ることは非常に稀になりました。
新老坑硯の鋒鋩は、老坑水巌に迫る性能を持ち、その性質は非常に稠密かつ堅牢です。磨墨における性質は老坑水巌に次ぎ、麻子水坑などに並ぶ極めて優秀なものです。
密生して強靭な鋒鋩を持ち、和墨から唐墨まで、さまざまな種類の墨を容易に溌墨させることができます。多少新しい油煙墨でも、膠によって粘ることなく、光沢豊かで滑らかな墨液を得る事が出来るでしょう。

やや青味かかった天青気味の地色、硯頭から斜め右方向に一本の金線が横断しています。また硯背にはやはり数条の金線が走っており、やはり新老坑が老坑の眷属であることを物語っています。

この硯は薄く小さいながらも瀟洒なつくりで、袖珍(袖の中でたのしむ)するに足る硯と言えるでしょう。
荷花(ハス)、荷葉は極楽浄土の蓮池はもとより、”荷”の発音が”和”に通じ”平和”や”安閑”な生活を暗示するモチーフとして工芸品に用いられてきました。この硯はハスの葉で硯側をおおい、ハスの葉が涼しげに水滴を湛えるがごとく、墨液を湛えるつくるになっております。またハスの葉は古来から品物を包むことにも用いられてきましたが、ハスの葉で硯を包み込む、という意味も兼ねています。

小さいため持ち歩きに便利です。また良質な墨を磨って用い、仮名や水墨画、写経などの小字を書かれる際には良い大きさです。良墨を使って長年使用することにより、よりいっそう風合いを増してゆくでしょう。
販売価格 38,000円(内税)

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