徽州曹素功　藝粟斎

重さ：およそ8g(1/4両型)
長辺：7cm　底面の直径：0.9cm
※大きさは乾湿の状態で変化します。プラスマイナス5%程度の伸縮をみてください。
清朝の曹素功（そうそこう）の墨の素晴らしさを現代に再現するように、昔の材料の配合に従い、素材と製法にこだわって作り上げました。特製油煙墨、青麟髄（せいりんずい）です。
通常の油煙墨ではもはやありえない、金箔や真珠粉末などの、王朝時代の高級墨に使われた材料をふんだんに使用しております。その艶も黒味の深さも、化学的な原料に依存せず、すべて純粋な桐油煙と膠の配合による、伝統製法によって実現しています。
濃墨で用いたときの、しっとりとした艶と深みのある漆黒の美しさは唐墨を使う喜びをもたらします。また、淡墨で用いたときの色の伸びの素晴らしさ、かすかに青を感じさせる澄み切ったグレーのトーンは、現時点での他の墨の追随を許さないでしょう。
古代の佳墨に多いいわゆる「硬きこと石の如き」きわめて硬質な墨質は、鋒鋩の緻密な硯との出会いによって、磨墨の楽しみをもたらしますことでしょう。
清朝の銘墨の姿を参考に、墨全体を純度の高い金箔で覆い、天然の鉱物破砕顔料で墨銘「青麒髄」を埋めています。 外見にも、また墨質にもこだわりぬいた逸品です。お手元に長く置くほどに、その風格が増してゆくでしょう。
※製造は2006年冬季
※手作りの製品のため、また乾湿によって若干の重さ、大きさにばらつきが出ることがあります。ご了承下さい。

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